JF3 N-BOX 追突被害 裾野 バンパー・バックドア・テールランプ交換・両クォーター・フレーム・フロア修正
保険修理
メーカー名ホンダ
車種JF-3 N-BOX
年式令和3年
施工内容:
追突被害事故で時価、対物超過併せて175万の内容です。フロアは交換レベル、両クォーターはスライドドアに接地状態で、全体に波が出ています。
施工の流れ
STEP1
損傷確認
目視でサイドメンバー、フロア、ホイルハウスインナーは、たたみこんでいます。保険会社の見積りは交換ですが、車の為には出来るだけ修正していきます。交換は骨格強度が落ちるのと防錆対策が行き届かない事が想定される為です。この辺になると各業者で考え方がマチマチだと思います。衝撃で運転席が変形しています、運転者様に怪我が無かったのか気になります。
STEP2
鈑金工程①
車体を固定し引き出し作業からです、衝撃が素直ですので作業自体単調です。ですが箱なので3次元の寸法を気にしなくてはなりません。写真は左ですが同時に右側も同じく引き出します、左右幅を気にしてポートパワーでつっかえます。あっちを引けばこっちが立たずと、ツボをおさえ、バランスも意識するのは人生と同じです。
STEP3
鈑金工程②
案外保険会社が気にしていないのがルーフの修正です、衝撃でバックドアが下方向に引き込まれがちです。経験から軽自動車は華奢な印象です、レバーブロックや4トンレベルのポートパワーで結構簡単に動きます。
STEP4
鈑金工程③
修正と新品パネルの取り付けです、この辺りからくどいように左右対角を測ります、各車寸法表もありますが実際には5台中1台しか寸法通りではないです。出来れば同じ車を測りながら進めたいです。無理なら新品パネル、バンパーも合わせます。以外に時間もかかる為、未熟なスタッフはここを省きがちです。事故車をお持ちのオーナー様、貴方の御車もチリがおかしかったり、ビス穴をバカ穴にされたり、ドアを閉めるとズレたり、適当な修理をされてはいませんか?
STEP5
鈑金工程終了
この後塗装です。色は比較的出しやすい883でサササと塗ります。修正大半で交換パネルはバックドア、エンドパネル程度、クオーターパネルはスライドレール下のみの塗装です、フロアは内板色とシーリング、軽く白をかけて新車時状態を再現します。同じ事故車でもクォーター交換歴が付かない分良い車に仕上がったと自己満足です。