PY30 セドリックワゴン 単独事故 三島 旧車 ネオクラ バンパー・ボンネット・左フェンダー・ライト交換・サイドメンバー・サポート・フードレッジ修正
鈑金・塗装
メーカー名日産
車種Y30 セドリックワゴン
年式昭和63年
施工内容:
単独事故です。普段お取引の無い業者様からの御依頼です、取巻きの鈑金屋さん方に断られ今回の御縁となりました。現車はガードレールに潜った状態、フレームに影響が出て右のフェンダーがはらんでおり、左ストラットタワーは押された影響で内側に畳み込んでいました。部品もほぼ廃盤でしょうし塗装もヤレてどこまで・・・という雰囲で、お断りかなーと思いましたが一台部品取車が有り、塗装だけは取巻きの鈑金屋さんにお願いして頂く、納期は顧客優先なので未定ならという条件でお受けさせて頂きました。が、実際はこの手の修正は当時かなりの台数経験しているので手さえつけば数日といったところです。ラジエーターコンデンサーも怪しく(経年劣化にて)欠品だらけなのでサポートは修正し脱着はあえて回避させて頂きました。
施工の流れ
STEP1
損傷確認、鈑金工程①
急所から荒出しします、部品が有り保険仕事であれば適当にガンガン引くのですが全て欠品の為丁寧に復元していきます。
STEP2
鈑金工程②
いつも通り入力を逆方向に解消します。チェーンの懸け方一つで作業者の熟練度が分かります。この当時の車は今と違い素朴で素直、懐かしく思います。
STEP3
鈑金工程②
急所を荒出しし、サイドメンバーの横引き、各所の微調整と続きます、一か所にとらわれず全体のバランスを考慮してあちこち気にしながら進めます、損傷で伸びた箇所は酸素で絞ります。
STEP4
鈑金工程③
9割目見当とトラムゲージでの対角、最後にセンターゲージで一応計測します。当社はレーザーでのゲージ等はなく車体整備士資格の実技で使う古典的なセンターゲージです。ですがそのまんまフレームにぶら下がっているので嘘が御座いません。この後ストラットタワーの対角、フードレッジの対角、高さを確認します。 ところでこの程度の修理が出来ない鈑金屋が多いのにがっかりします、資本の違いで設備の違いはあるにせよ、この歳になると看板掲げる以上未熟は無責任であるとワタクシ思います。
STEP5
鈑金工程④
最後ドナー車から外板を移植、微調整します。工期ドナー車回収含め5日金額25万です。お取引の無い業者様もお問い合わせ頂ければ立ち合いに伺います。